ご挨拶

ご挨拶

 「リサーチコンプレックス推進プログラム」(国立研究開発法人科学技術振興機構)は、地域に集積するすぐれた研究資源を基盤に、産・学・公の協働と、その事業化を見据えた金融界との連携により、「融合研究」、「事業化支援」、「人材育成」、「基盤整備」を一体的・統合的に展開する複合型イノベーション推進基盤を整備・発展させる事業であり、科学技術からの地方創生を担う地域づくりを目指す取り組みであります。

 慶應義塾は「殿町国際戦略拠点 キングスカイフロント周辺エリア及び羽田空港 跡地地区」を対象エリアとしてこのプログラムを推進しています。すなわち川崎市、神奈川県をはじめ、横浜市、大田区、東京大学、東京工業大学、横浜市立大学、富士フイルム株式会社及びサイバーダイン株式会社との共同で『世界に誇る社会システムと技術の革新で新産業を創るWellbeing Research Campus』を提案し、平成27年11月にFS(フィージビリティスタディ)拠点として採択を受けました。そして平成28年4月には、慶應義塾として「殿町タウンキャンパス」を開設し、同年10月に、実証拠点として決定を受けました。本拠点では、共同提案機関以外の多くの企業、研究機関、財団の皆様にも、それぞれ重要な役割を担う「参画機関」として協力を頂いています。

 世界に類を見ない超高齢社会に突入している日本では、高齢化にともなうさまざまな課題に直面しています。こうした時代であればこそ、誰もが等しく、健康かつ安心に、生き生きと誇りを持って暮らすことができる社会 “well-being society” をつくり上げることがますます重要となり、その点で世界に誇る技術とサービス、そして優れた社会システムにより、世界トップレベルの健康寿命を実現した日本がどのように課題を解決していくか、世界は注目しています。

 この“well-being society”の実現は、たんに社会の持続可能性を高めるというだけでなく、テクノロジーとシステムの革新による新しい価値や産業の創出という、より豊かな社会の創造に繋がるものです。日本は、“well-being society”を実現する多様な製品・サービスや社会システムを自ら具現化し、これによって世界をリードする可能性を有しており、特に、本事業の拠点となる川崎市殿町地区には、ロボティクス、ナノテクノロジー、再生医療等の多様な技術領域で世界をリードする大学・研究機関の結集も進んでいることから、数年後には、日本有数のすぐれた知的集積地となるものと期待されます。

 慶應義塾は、このプログラムの中核機関として、また京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区の各拠点や大田区羽田空港臨海部との連携ハブとして、「殿町タウンキャンパス」を拠点に、今後、国内外の多様な人々が集い、そこにインタラクションが起こるようなインスピレーションに溢れた交流・連携プラットフォーム「Wellbeing Research Campus」の形成を推進し、人々のより魅力的で豊かな生活の実現を目指す所存です。そのためにも皆様のさらなるご協力、ご支援は不可欠であります。殿町が、科学技術の力で世界に伍する地域へと発展していくために、慶應義塾はここにご参集いただいている皆さまと共に新たな道を切り拓いていきたいと願っております。

慶應義塾
塾長 長谷山 彰

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